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もうはなさない 31

2014/02/23 (日)  カテゴリー/もうはなさない

文化祭気分も抜けきらないまま、中間試験も終わったある昼休み、いつもの様に女子達と楽しい会話を楽しんでいた尚は珍しい人物に声を掛けられた。

「不破君・・・・ちょっと良い?」

その問いかけに、女子達は一斉に振り返る。

「なんだよ、天宮・・・・。お前が話しかけて来るなんて珍しいな。」
「今日の日直不破君でしょ?先生が次の授業で使うもの用意しとけって。」

そう言われ、みんな納得したのか誰も何も言わなかった。

「・・・・だからって、何もお前まで一緒についてくる事ないだろ。」

一緒に付いてこようとする女子達を適当にあしらい一人になって少し落ち着けると思っていたのに、教室から付いてくる千織に気づき、尚は振り返りながらそう問いかけた。
廊下を歩く学生達を気にしつつ、千織は尚の横に来ると小声で話す。

「実は・・・・さっきのはただの口実。ちょっと不破君に聞きたい事があるんだけど。」
「なんだよそれ・・・・。だったら教室で聞けばいいだろ?」

わざわざ、教室の外に連れ出し何が聞きたいと言うのか?

「まさか・・・・俺の事が・・・・。」
「そんな訳ないでしょ。私の理想は高いの。」

ピシャリと否定され、尚は思わずムッとする。
だが、千織は何食わぬ顔で尚を人気のいない場所へと促す。

「ここなら誰も来ないかな・・・・・・。」

理科の準備室に連れてこられた尚は、躊躇うことなく入っていく千織に続く。

「教材を取ってくるように頼まれたのは本当よ。頼まれたのは私だけどね。」

悪びれた様子も無くそう言いながら千織は棚にあった教材を手にする。

「こうでもしないと、不破君とゆっくり話せないでしょ?不破君の取り巻きに関わるの面倒なのよね。自分の物でもないのにみんな彼女面しちゃって・・・・・。」

その毒舌発言に、尚は一瞬あっけに取られた。
人当りが良くて、控えめでいつもニコニコしている千織がこんな言葉を発するなんて。

「お前・・・・実は性格悪いだろう。」

尚の言葉に千織は笑う。
その笑顔が恐ろしい。

「で、聞きたい事ってなんだよ。」

尚も千織とこんな場所で噂にはなりたくない。
そう思い、話を促した。

「不破君ってさ・・・最上さんの事が好きなんでしょ?」

予想外の事を言われ、尚は内心動揺する。
今まで誰かに気づかれるような態度をとったつもりなどない。

「な、ど・・・どうしてそう思うんだよ。」
「だって、不破君文化祭の時お化け屋敷で、最上さんの連れに迫って欲しいって頼んできたじゃない。きっと最上さんとその人の仲を割きたいのかなぁって思ったの。」

違った?と言いながら千折は無邪気に笑う。

「だったら何だよ?」

千織に本心を言っても言いふらされる事はないだろう。
そう思った尚は話の見えない千織の言葉に反論する。

「だったたさ・・・私と組まない?」

思いがけぬ言葉に、尚は眉をひそめる。

「私は最上さんの彼氏の事が気にいったの。だから・・・・・・・。」

千織は尚に耳打ちする。
その内容に尚は驚きの表情で千織見返す。

「そんな事・・・・。」

とっさに浮かんだのはキョーコの泣き顔だった。
千織の提案をのめば、確実にキョーコは悲しむだろう。

「私は敦賀さんを、不破君は最上さんを・・・お互いに悪い話じゃないと思うけど?」

尚には千織の言葉が、悪魔のささやきに聞こえた。

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もうはなさない 30

2014/02/13 (木)  カテゴリー/もうはなさない

一般客は観覧の時間が終わりに近づき、在校生以外はみんな学校を後にする。

「それじゃ、俺は帰るよ。」

蓮とは違い、後夜祭の残れない社も3人に別れを告げた。

「社さん、門まで送ります。」

歩き始めてすぐそう声を掛けキョーコが駆け寄る。

「いいよ、キョーコちゃん・・・・・誰かさんが怒るから・・・・。」

社は背後で明らかに不機嫌なオーラを感じ取る。
先ほどキョーコの手を取っていた社の事を、蓮はまだ根に持っているようだ。

「いいんです。あの2人はベストカップルだから。ほら、行きましょ。」
「えっ、キョーコちゃん・・・・・それはちょっと・・・・・。」

焦る社の腕をとり腕組みすると、キョーコは正門へと歩き出す。
置き去りにされた蓮と奏江の間には気まずい空気が流れる。

「キョーコ・・・・やっぱり怒ってますね。」

社の腕を組み歩く姿を見ながら、横で恨めしげに社を見ている蓮に声を掛ける。

「・・・・そうみたいだね・・・・。」

これ見よがしに腕を組む姿は、キョーコなりの蓮に対するささやかな嫌がらせなのだろう。
そんな可愛い嫌がらせがヤキモチによるものかと思うと少し嬉しくなる。
嬉しいが・・・やはり自分以外の誰かとキョーコが触れ合う姿は見ていて面白くない。

「社さん・・・今日は来てもらってありがとうございました。」
「いいんだよ。俺は蓮の付き添いだったし・・・それに、キョーコちゃんの方が大変だったし。」

今は笑顔で話しているが、2人のキスシーンを見たキョーコの顔は表現できないくらい悲壮だった。

「そうですね・・・・・でも、社さんのお陰で卑屈にならなくて済みました。」
「どういう事?」

これと言って、キョーコにえらそうな事を言ったつもりはない。

「私が社さんに、2人がお似合いだって言った時に、社さん言ってくれましたよね。『大事なのは私が敦賀さんを想う気持ちだよ』って。あの言葉がなかったら、私今頃この場所に居なかったと思うんです。だから、ありがとうございました。」

そう言って感謝するキョーコの事を、本当に素直でいい娘だと改めて思う。

「そんなに感謝されるような事、言ったつもり無かったんだけど・・・・・・・。」

面と向かって感謝されると照れてしまう。
微笑ましく笑顔をかわす2人を後ろで見ていた蓮の不機嫌オーラは益々濃くなる。
しかも、キョーコは社に何か耳打ちまでしている。

「敦賀さんって琴南さんの彼氏だったんですね。」

仲睦まじく笑いあう2人を見るに絶えれず、近づこうとした蓮に急に話しかけてきたのは、先ほどのお化け屋敷で蓮に迫ってき少女だった。

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随分前に明けましておめでとうございます

2014/02/09 (日)  カテゴリー/独り言

明けましおめでとうございます^^;
なんて・・・物凄く遅い挨拶で申し訳ないです><
いつからだろ・・・8月末からだから半年程放置しているにもかかわらず
変わらず訪問して頂い本当に申し訳ありませんでしたm(。≧Д≦。)mスミマセーン!!
一ヶ月以上放置してると広告が表示されるんですね(。≖ˇェˇ≖。) 
これがまた邪魔で読みにくい事・・・・・
拍手をちょこちょこ頂いていましたが、こんな状況でさぞ読みにくかったのではないでしょうか。。。
重ね重ね申し訳ありませんでしたm(。_。;))m ペコペコ…

ちょっと色々ありまして・・・環境の変化や忙しさなど、私事で恐縮なのですが
心に余裕もなく妄想に浸る暇もありませんでした。
まぁ生きてりゃ色々ある訳で・・・
少しだけ余裕?も出てきたのでそろそろ再開させて頂こうかと・・・。
久しぶりにINして、何書いてたかすっかり忘れててちょっと焦りましたが
色々メモってたのを頼りに書こうかと模索中でございます。
幸い30話は書いてあったようなので明日にでもUPしようかと思ってます。
☝じゃぁ早くUPしろって話ですよね(,,-`ノ。´-)コッソリ...

こんなゆるゆるな私ではございますが宜しければ気長に付き合ってやってくださいませ。
訪問本当に感謝です アリガトウ(〃´ω`)(〃ノ_ _)ノ デスッ♪
感想など頂けると嬉しく思います(〃∇〃人)
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