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もうはなさない 3

2012/11/24 (土)  カテゴリー/もうはなさない

着いた所は、海辺沿いに出来た大きな観覧車が目を引くショッピングモール。
展望台からは街の景色が360度見渡せ、夜になると夜景が美しい。
以前TVを見ながら携帯で話をしていた時に、もうすぐできる話題のスポットとして紹介されていた場所だった。

「敦賀さん、ここって前に話してた・・・・・・・。」
「行ってみたいって言ってたから、どうせなら最上さんの行きたがってた所にしようと思って。」

そう言ってキョーコの手を取った。
その瞬間、キョーコは反射的に手を引っ込める。

「最上さん?」

手を振り払われるような形なった蓮は困惑の声を上げる。

「ごめん・・・・・・嫌だった?」
「そ、そうじゃなくて・・・・・・・・・。」

反射的に手を振り払ってしまったのは、手を繋いだらドキドキしている事が蓮に気付かれてしまいそうだから。
でも、その事を言えなくてキョーコは口ごもる。

「とにかく行こうか。」

蓮は何事もなかったかのように歩き始めた。
慌ててキョーコも後ろを追いかける。
でも、蓮の速度にキョーコは追いつけない。
ただでさえコンパスの長さが違う上、蓮は何か考え込んでいるのかキョーコが遅れている事に気付いていない。

「敦賀さん・・・・・・・・。」

呼んでも蓮は振り向く事無く歩いていく。
やはり先ほど手を振り払ったから怒っているのだろうか。
キョーコは不安に苛まれる。
そして、後悔し始めた。

――――― なんで振り払っちゃったんだろ・・・・・・・・。きっと怒ってるんだろな・・・・・・。折角のデートなのに・・・・・・。

自分のふがいなさに、キョーコはその場に立ち尽くした。

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もうはなさない 2

2012/11/13 (火)  カテゴリー/もうはなさない

世間がクリスマスで賑わいをみせる中、キョーコはバイトに行く為駅で電車を待っていた。
ホームに入ってきた電車は思った以上に込み合っていたが、乗らない訳には行かない。
意を決し、電車に乗り込むと扉はゆっくりと閉まり電車は走り始めた。
それから暫く、キョーコの体に異変を感じた。

――――― !?・・・・・誰か触ってる?

しかし、満員の車内だけにもしかしたら気のせいかも知れない。
確かめようにも、込み合っている車内では顔をそちらに向けることも出来ない。
後3駅・・・・・・。
我慢しようとグッと堪えていると、その行為はやはり気のせいではなく序所にエスカレートし始めた。
スカートの上から触られていた手が、だんだんと触り方をエスカレートさせてきたのだ。

――――― どうして、私がこんな目に・・・・・・許せない・・・・・・。

普段はノホホンとしているキョーコだが、正義感は強い。
そして今日は特別機嫌も悪かった。
キョーコはなんとかしようと体をよける。
しかし、込み合っている車内では異動する事もままならない。
後2駅・・・・・・電車から人が降りるたび少しづつ空いて行く車内でそれでもキョーコの真後ろに陣取る中年の男。

――――― 絶対この人が怪しい・・・・・・・・・・。

キョーコが睨んでも何食わぬ顔で平然としている。
だが、手の動きは一向にやまない。
他の人たちはそれぞれに、吊り輪や鞄や荷物を手に持って、キョーコに触るような余裕はない。
確信を持ったキョーコはその男を捕まえようと声を出そうとした瞬間。

「あんた、何やってんだ?」

キョーコの声はその男性の声によって遮られた。
顔を上げればそこに立っていたのは、先ほどまでキョーコを触っていたと思われる手を掴みあげている長身の青年の姿だった。

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もうはなさない 1

2012/11/05 (月)  カテゴリー/もうはなさない

煩わしいテストから開放され、思い思いの予定を立てみんな帰って行く。
キョーコも慌しく帰り支度を整えると教室を出た。

「キョーコ、テストも終わったしどこか寄ってかない?」

下駄箱で靴を履き替えていると、親友の奏江に声を掛けられた。

「ごめん、モー子さん。実は・・・・・・・。」

他の生徒に聞かれないようにと、キョーコは奏江に耳打ちする。
それを聞いた途端、奏江が叫んだ。

「今からデー・・・ふがっ!?」
「モ、モー子さん、声が大きい・・・・・。」

慌てて奏江の口を押さえ周りの様子を伺う。
奏江の叫び声もどうやら雑音としか捉えられていないようで、誰も気にしていない様子にキョーコはホッとしながら、奏江から離れると少し怒った顔で奏江を見た。

「ごめん。ビックリしてつい・・・・・・・。」

手を合わせて謝る奏江。
事前に言ってなかった事もあり、キョーコも強くは言えない。

「もういいわよ。もう少し早く言おうと思ってたんだけど、テスト期間だったから言い出せなくって・・・・・。」

何度か奏江に話そうとしていたのだが、テストの事もありタイミングが合わず言いそびれていた。

「今日のあんた、どっかソワソワしてたもんね。」
「そんなにソワソワしてた?」
「してたわよ。てっきりテストの出来がいまいちなのかと思ったけど、成績優秀なあんたに限ってそんな事あるはずないわよね。」

キョーコは学年でも常に上位の成績。
それを鼻にかけない親友は奏江は密かな自慢だった。

「で、相手は前に言ってた王子様?」
「お、王子様って・・・・、そ、そんなんじゃないわよ!?」

キョーコは真っ赤になって反論する。
でも、話にしか聞いた事はないが、その相手との出会いがまさに運命的だと奏江は思っていた。

「やっと返事返したんだ。」
「・・・・うん。」

梅雨の頃告白されえたと相談され、取り合えずお試しで何度か遊びに行っていたようだが、ようやく付き合う事にしたらしい。

「良かった・・・・・。最近あの人の話しないからどうなったのか心配してたのよ。」
「ごめんねモー子さん、心配かけちゃって。」
「いいわよ、そんな事。それより、待ち合わせの時間大丈夫なの?」

時計を見ると待ち合わせの時間が迫っている。

「モー子さんごめん。私もう行かなきゃ!?」
「いいわよ。その代わり今度ゆっくり聞かせてよ。」
「うん。それじゃ、バイバイ。」
「それじゃ、またね。」

校門で別れると、待ち合わせの公園へと走る。
駐車場手前で、キョーコは息を整えた。
待ち合わせしているのは、とある理由で出逢った年上の彼氏。
駐車場にはすでに、見慣れた車が止まっていた。
車に近づくとキョーコに気がついたのか車から降りてくる人影。

「最上さん、お帰り。」

笑顔で出迎えられ、キョーコの心臓が大きく跳ねる。

「敦賀さん・・・ただいま・・・・。」

少し恥ずかしそうにそう答えると蓮は心なしか愉快そうな笑顔を見せた。

「そんなに急がなくても良かったのに。」
「えっ?」

どうして走ってきた事がわかったのかと思いつつ、キョーコはふと車のガラスに映る自分の姿を見た。
そこにはおでこ全開の自分の姿・・・。

「遅れちゃいけないと思って少し走ってきたから・・・・・。」

慌てて前髪を直しながら、一緒にガラスに映りこんでいる蓮の姿を盗み見る。

――――― こんな人が私の彼氏なんて・・・・未だに信じられない・・・・。

キョーコはボンヤリとそんな事を考えていた。

「どうかした?」

不意に近くで声がするので顔を上げると、そこには心配そうな顔が目に入った。

「いえ、今日のテストの結果が気になっちゃって・・・・・・・。」
「できなかったの?」
「そんな事はないんですけど・・・・・・・・・。」

さっき考えていた事を悟られないように、テストの話題に話を変える。
折角、今から遊びに行くというのに、つまらない事を言ってこの空気を変えたくはない。

「とりあえず、時間がもったいないから行こうか、っとその前に最上さんの家によって着替えるんだっけ?」
「はい。さすがに制服はちょっと・・・・・・。」
「俺は一向に構わないけどね。」

冗談とも取れない発言に苦笑しながら、キョーコは車の扉を開けてもらいシートに腰掛けた。
キョーコがシートベルトをするのを確認するとキョーコの家に向かって車は走り始めた。

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そろそろ再開します

2012/11/02 (金)  カテゴリー/独り言

どうもご無沙汰しております。
寒さが厳しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
あっと言う間に11月になってしまいました(^_^;)
先日から我が家でも遅ばせながら、漸く台湾ドラマ『スキップ・ビート!~華麗的挑戦』が視聴できるようになりました。
言って欲しいって台詞が結構なかったり、キョーコはそんな事しないよって行動してみたり、スキビだけどスキビでない・・・なんとも不思議な感じで突っ込みどころ満載です(。◔‿◔。)
まぁ怨キョが出てくるのは凄いと思いましたが・・・・。
さてさて・・・・
10月は放置状態にも関わらず、何度も訪問していただき
「今日もUPされてないのかよぉ(。・ˇ_ˇ・。)ムゥ… 」
とがっかりして帰られる方もいられるかと思います(>_<)
本当に重ね重ねすみませんペコリ(o_ _)o))
一度書き始めると最後まで書き切る事をモットーとして書いてるつもりなので
そのプレッシャーと言いますか・・・中々新しいのがUPできなくて・・・。
でも折角月も替わったので、心機一転UPする事にしました。
駄文のくせに、書き出すと長くなると思いますが、お付き合い頂けるとありがたいです。
近日中にUPしますので、今回も皆さんに楽しんで頂ければ幸いです(◡‿◡✿)ペコリ❤
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