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Master and Aervant 60

2012/06/21 (木)  カテゴリー/Master and Servant 全62話完結

いつものようにマリアを学校に迎えに行き、屋敷に戻った来たキョーコは会長の秘書に呼び止められた。

「最上さま、会長がお呼びです。」

急な事に、キョーコはマリアと顔を見合わせ小首を傾げる。
マリアのガードになってから、キョーコは宝田に挨拶だけでもしようと思っていたが、宝田の仕事が忙しかった事もあり、まだ顔を合わせた事がなかった。

「おじい様ったら今更一体なんの用なのかしら・・・・・。」

マリアは不信な表情を浮かべる。
今まで何度となくアポを取ってもダメだったのに、半年ほど経った今、一体キョーコに何の話があるというのか。

「とにかく行って来るわ。私もいい加減挨拶しておきたかったし・・・・。」

キョーコは少し不安そうな表情を浮かべる。

「お姉様、もしおじい様に何か意地悪されたら私が仕返ししてあげるから、ちゃんと言ってね。」
「マリアちゃん、ありがとう。」

心配そうなマリアを残し、キョーコは宝田の待つ部屋へと急いだ。

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Master and Aervant 59

2012/06/03 (日)  カテゴリー/Master and Servant 全62話完結

内心ひやひやしながら、キョーコは上杉邸の門をくぐった。
誘拐事件の話をしたものの、キョーコが蓮のガードを辞めLMEも辞めてフリーでマリアの所にいる事について、2人は何も聞いてはこなかった。

「残念ながら、この指輪、はめた本人以外には外せない様に作ってあるから。」

その言葉に、キョーコはがっくりとうな垂れた。
飛鷹が作ったのだから、飛鷹なら外し方を知ってると思い聞いた答えは予想外なものだった。

「外して貰えばいいじゃない。それとも・・・会いたくない理由でもあるの?」

忙しい飛鷹は奥に引っ込んでしまった為、部屋に残された奏江は思い切ってキョーコに訊ねた。
飛鷹の前で話さなかったのは奏江なりに気を使っての事だった。

「べ、別に会いたくない訳じゃなくて・・・私はもう辞めた身だし、いつも忙しそうなのにそんな事頼みにも行けないでしょ?」

誤魔化すようにそう言って、キョーコは笑う。
だが、奏江はため息を付いた。

「キョーコが敦賀さんの所を辞めて、LMEまで辞めたのは・・・すべてあいつが仕組んだ事だったんでしょ?だったら敦賀さんだって理由知ってるんだから、もう一度雇って貰えばよかったのに。」
「えっ、・・・・う、うん・・・そうね・・・。」

すべて尚のせいにしてしまえば、きっと誤魔化せると、キョーコは歯切れ悪く答える。
だが、そのあからさまさに奏江は眉をしかめた。

「あんた・・・何隠してるの?」
「な、別に何も・・・何も隠してなんていないわよ。」

両手をオーバーなくらい体の前で振りながら、笑顔でそう返すキョーコの姿に奏江はに確信した。

「本当は、敦賀さんと何かあったんでしょ?聞いてあげるからちゃんと話なさい。」
「だから何もないよ。」
「何もないんなら・・・どうしてそんな営業スマイルなのよ 。」

奏江に指摘され、キョーコは笑うのをやめた。

「キョーコ・・・私ってそんなに頼りにならない?」

悲しげな奏江の表情に、申し訳ない気持ちでキョーコは首を左右に大きく振る。
頼りにならないわけがない・・・。
誰よりもキョーコの事を分かってくれていた奏江は、仕事上最高のパートナーだったのだから。

「だったら話してみなさいよ。誰かに話して気が楽になる事だってあるでしょ?」

キョーコは素直に頷くと、誘拐事件の後蓮に告白された事を奏江に話した。
そして、自分の想いも・・・・・。
黙って話を聞く奏江は、時折難しそうな表情を浮かべていた。
 

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