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Master and Servant 26

2011/03/26 (土)  カテゴリー/Master and Servant 全62話完結

パーティー会場には有名な科学者や研究者、その恩恵にあずかろうとする有名企業など沢山の人々でごったがえしていた。
キョーコは、飛鷹と奏江の後ろについて会場内へと足を踏み入れる。
それを待っていたかのように、司会者がパーティーの開催を告げた。

「俺は挨拶に行ってくるから、おまえは奏江とはその辺で何か食ってろ。」
「そう言う訳には行きません。私はお供します。」

奏江たちを置いてそそくさと挨拶回りに行こうとする飛鷹を奏江が引き止める。
渋る飛鷹だが、奏江も仕事なのだから引き下がる事は出来ない。

「分かった。その代わりおまえはここに居ろ。大勢で動くのは好きじゃない。なんか適当にうまいものでも食ってろ。」

言葉は乱暴だが、飛鷹のやさしさは十分に伝わってくる。
折角の休暇をキョーコにのんびりさせたかったのだろう。
キョーコが頷くのを確認して、飛鷹は奏江を伴うと自分より年上の学者が科学者達と挨拶を交わしていた。
その様子を見ながら、キョーコは仕方ないと1人料理を取りに行く。
みんな、ステージに上がっている偉い学者の話に耳を傾けているが、キョーコにはちんぷんかんぷんの話。
そんなことを思いながら、近くのソファーに座るとそれを食べはじめた。

――――― 美味しい!!

食事を堪能しながら、なんとなく会場内を見渡す。
そんなキョーコの視界に入って来た人物に思わずフォークを落とした。

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Master and Servant 25

2011/03/24 (木)  カテゴリー/Master and Servant 全62話完結

どのくらい、2人で近況を報告しあっただろう。
話したかった事を殆ど話しつくした2人は、それでも出てこない飛鷹の部屋の扉を見て溜め息を付く。

「凄い集中力ね。あれからもう何時間経ったっけ?」

辺りはすっかり暗くなり、キョーコ達も何杯お茶を飲んだか分からない。
中で倒れているのではなどと、よからぬ妄想をしていると不意に扉が開き飛鷹が出てきた。

「ほらよ。」

無愛想にそういいながら、キョーコに向かってそれを投げる。
キャッチしてそれを見ると前のものより細身のブレスレットになっていた。

「飛鷹君これって・・・・・・・・。」
「こないだのは試作だったからな。奏江がお前はこういうのが好みだっていってたから仕方なくそうしてやったんだよ。礼なら奏江に言え。それと、詳しい機能はこの紙に書いてあるから適当に読んどけ。」

偉そうにそう言いながら飛鷹はキョーコにメモ書きした紙をテーブルに置くと椅子に座りふんぞり返る。

――――― これで、偉そうじゃなきゃ可愛いのに・・・・・・・。

「何か言ったか?」
「いえ、何も。ありがとうございました。」

そういいながら、早速ブレスレットをつけてみる。
前の物よりはるかに軽い。

「それで気分転換でもしろ!?収納は5つに増やして、ついでに新しい機能もつけてやったから。」
「キョーコ、良かったじゃない。それ、私のとおそろいなのよ。飛鷹君があんたの事心配して少しでも元気が出るようにって・・・・・・。」
「奏江!?余計な事言うな!?」

慌てて、奏江の言葉をさえぎる。
その様子から、あながち嘘ではないのが分かる。
キョーコが飛鷹に出会ったのは、奏江が飛鷹のガードになって初めての休みの日に遊びに行った時だった。
久しぶりに奏江とゆっくり話せると思っていたのに、飛鷹が度々邪魔しに来る。
それは、飛鷹が奏江をキョーコに取られた気がして心配で取った行動だった。
その時はまだ飛鷹は中学生だった。
何度か遊びに来ているうちにいつの間にか仲良くなった?のだが、そこに至るまでに奏江は何度、2人の言い争いにキレたことか・・・・・・・。

「おい、今から夕飯食いに行くから2人とも用意しろ!?」
「行くって今から?どこ行くんですか?」

そんな話は聞いていなかった奏江は、慌てて飛鷹を追いかける。
てっきり、屋敷で夕食かと思っていたキョーコも仕方なく2人の後にを追いかけた。

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Master and Servant 24

2011/03/19 (土)  カテゴリー/Master and Servant 全62話完結

会長との話を終え、蓮は一人中庭に佇むと肩を落とした。
結局、話をはぐらかされ殆ど聞けなかった。

「蓮さまぁぁぁぁ~!?」

ふわふわウェーブの髪を弾ませながら、向こうから制服を着た少女が駆け寄ってくる。

「マリアちゃん、久しぶりだね。」
「本当に久しぶりですわ。」

昔は駆け寄ってくると蓮に抱きついていたのに、さすがに今はそんな事はしなくなった。
だが、蓮を慕ってくれているのは分かる。
二人で並んで歩きながらマリアの学校の話や、最近ハマッている呪いグッズの話を聞きながら屋敷の中に入った。

「本当はお姉様も来るはずだったんだけど・・・・・・・。」

先ほどまで、楽しそうだった表情が急に曇る。

――――― お姉様?

そう言えば、昔もそんなこと言っていた事を思い出す。
会った事はなかったが、マリアが蓮と同じくらい慕っているといっていた。

「お姉様って・・・・・確かマリアちゃんがいつも話してくれてる娘だよね。」
「そうよ。お姉様は元気にしてる?」
「えっ?」

知らない人間の事を聞かれて蓮は困惑する。
そんな驚いた顔の蓮を不思議に思いながらソファーに座るとマリアはメイドの用意したお茶を飲みながら首を傾げる。

「おかしいわね・・・・・・・・おじい様が蓮様の所にいるって。」
「それって・・・・・・・キョーコの事?」
「そうよ。キョーコお姉様・・・・・・・・。本当はしばらくこの屋敷にいるはずだったのよ・・・・・・・。それなのにおじい様ったらすぐに次の仕事先決めちゃって・・・・・・・蓮様の所だったから諦めたけど・・・。」

少しつまらなそうに、そう言いながらクッキーに手を伸ばす。

「そっか・・・・・・。マリアちゃんが話してたお姉様って、キョーコの事だったのか。」

意外にも近い接点があったのに、出逢えなかった事を蓮は少し悔やむ。
こんなことなら、もっとマリアに“お姉様”の話を聞いて置けばよかった。
いや・・・・別の形で逢っていたならこんな想いを抱く事はなかったかもしれない。

「今日は一日ゆっくりできるって聞いてたのよ。一緒にケーキ焼いたりプリンとか作ろうと思って、今日の予定は全部キャンセルしてきたのに・・・・・。明日は予定があるし・・・・・。」

折角キョーコが来ると聞いて今日の予定を明日に回したのにこれでは意味がない。
残念そうにそう言って、マリアはうな垂れる。
本当に慕っているのが表情で分かる。

「それなら、今度うちの屋敷に来ればいいよ。」
「本当に!!いつも蓮様忙しそうだから、遠慮してたの。」

マリアにしてみれば、大好きな人が2人もいる屋敷においでと言われれば嬉しくてしょうがない。
蓮の言葉に満足げにマリアは微笑む。
会う度に大人っぽくなっていく少女。
そんな少女の行く末を心配するのは蓮だけではないだろう。
だが、そんな可憐に笑う表情が急に曇った。

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更新について

2011/03/18 (金)  カテゴリー/独り言

こんばんわ

暫く自粛していましたが、そろそろ再会する事にしました。

正直、地震がおきてからずっと何も浮かばないというか、書く気力が湧きませんでした。
でもいつまでも凹んでいてもしかたないですし。
続きを楽しみに毎日こられる方もいらっしゃると思います。

少しでも皆様の元気に繋がればと思い創作を再開することにしました。
週末にはUPする予定にしていますので暫くお待ち下さい。

いつもご覧頂きありがとうございます。

今回の地震について

2011/03/13 (日)  カテゴリー/独り言

このたびの震災について、皆さま御無事でしょうか。

以前住んでいた所も強い揺れに襲われたようで、最初の速報を見て慌てて友達に安否確認メールを送りまくりました。
津波の心配はなかったものの、いつ揺れるか分からないから眠れないと不安な夜を過ごしてるようでした。
みんな無事だった事が確認できたので少しホッとしています。

それでも、毎日TVに映し出される映像に、切なくもどかしい思いをしてます。
何かしたいけど、何も出来ない・・・・・。
きっと皆様もそんな思いなのではないでしょうか。

現地に行けなくても、募金できなくても日常生活の中で何かできる事があると思います。
TVでも節電を呼びかけていましたよね。

使っていない家電類はコンセントから抜く。
なるべく温かい服装で、エアコンの設定温度を下げる。
冷蔵庫の設定温度を弱にする。
夜は早くねる。
など、他にも色々あると思われます。

友達からも、節電を呼びかけるメールが届きました。
小さな事かもしれませんが、大勢の人が協力すれば大きな節電になると思います。


私自身も昔阪神淡路大震災にあっただけに他人事ではないです。
余震が続くと、揺れてなくても揺れているような気がして敏感になって・・・・。
友達や知り合いの安否が分からず、この先どうなってしまうのか分からず不安な夜を過ごした事を思い出します。


余震もまだまだ続くと予想されています。
どうか皆さま、お気お付けてお過ごし下さい。

Master and Servant 23

2011/03/10 (木)  カテゴリー/Master and Servant 全62話完結

相変わらず、ここの使用人達は良く分からない格好をしている。
以前来た時は、中世ヨーロッパのような衣装だった。
今日は今日で、アラビアンナイトといった感じだろうか。

「ここは、いつも来るだけで疲れますね・・・・・・・。」
「それなら来なきゃいいのに・・・・・・。」

社の呟きに、蓮は聞こえないフリをして足を組みかえる。
広い応接室で社と2人待っていると、どこからともなく音楽が流れ始めた。
そのメロディーはまさにアラビアンナイト。
扉が開くとそこには、ラクダに乗った宝田会長の姿があった。

「よう、蓮!?久しいなぁ。」

ラクダから降りると使用人達がラクダを連れて部屋を出て行く。
その後姿を見送りながら蓮は人事ながら大変そうだと溜め息をつく。
宝田がソファーに座ると、これまた顔を隠したアラビアンな風貌のメイドがお茶を運んできた。

――――― 絶対ここで働きたくない・・・・・・・。

社は密かにそんな事を思っていた。

「お前から訪ねてくるなんて珍しいなぁ?何かあったのか?」

ニヤニヤしながら、メイドの運んできたティーカップに手を伸ばす。
明らかに蓮の目的を見抜いているようだ。

「社さん、外してもらえますか?」
「えっ、ああ。それじゃボス失礼します。」

挨拶もそこそこに、社は部屋を出て行こうとして引き止められた。

「社、お前も同席してろ。どうせキョーコの話だろ?違うか?」

優雅にお茶をのみながら、同席するように言われどうしたものかと困惑する。
しかし、いくらボスの命令とはいえ今の主は蓮だ。

「いいえ、俺の主は蓮ですから、外させていただきます。」

それだけ言って、社は部屋を出て行った。

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Master and Servant 22

2011/03/05 (土)  カテゴリー/Master and Servant 全62話完結

電話で早く来いと言われ、キョーコは慌てて屋敷から出ると裏門を抜け、近くに止まる車を見つけ嬉しそう駆け寄る。
その姿を確認して、キョーコの同僚の奏江が車から降りて出迎えた。

「モー子さ~ん!?」

奏江の姿に、嬉しくて抱きつく体勢に入る。

「もー!?あんたね、遅いのよ!?」

そう言いながら、キョーコの抱擁を阻止すべく思いっきりおでこを押しやる。

「だって、蓮様がなかなか話を終わらせてくれなくって。」

久しぶりに会う親友に怒られることさえも嬉しい。
そのくらい久しぶりの再会なのだ。
奏江とは訓練学校で一緒になり、2人とも優秀だった為良くペアーを組んでいた。

「キョーコ、今の所はどう?」
「蓮様の所?」
「そうよ、あんな事があった後だったし心配してたのよ。ボスももう少し時間置いてからにすればよかったのに。」

キョーコが尚のガードを辞め、暫くボスの所で過ごす予定だったのだが、戻って直ぐに蓮の所へ行くようにお達しがでたのだ。
最初は乗り気ではなかったものの、社もいるしそう簡単に女性を雇わないと聞いていたので、なんとなく受けに行ったのだが阿木が太鼓とに受かってしまい、あっという間に半年以上経ってしまった。

「それにしてもムカつくわよね。聞いたわよ、またあんたを雇いたいなんてふざけた事も言ってるんですって、あのバカ男。」
「モー子さんも聞いたの・・・・・・・あの話。」
「聞いたわよ!?まったく何考えてるんだか!?ボスが断ったら脅しかけてきたって言うじゃない。」

その言葉にキョーコに顔色が変わる。
蓮から、尚がキョーコを探しているとは聞いていたが、まさかボスに脅しをかけているなんて話は初めて聞いた。

「モー子さん、その話ホントなの?」
「あんた・・・・・・知らなかったの?」
「うん。」

見る見る落ち込んでいくキョーコの姿に、奏江は今更ながら後悔する。
探している事を聞いているなら、その話も聞いていると思っていた。
何とか話をそらそうと、キョーコの気を引く話を探す。

「そ、そう言えば・・・・・・例の人は見つかったの?」
「ううん・・・・・・。でも、今日戻ったらボスに聞いてみるつもり。」

車窓の景色を眺めながら、キョーコはぼんやりとそう言った。
キョーコの言葉に、奏江は重ね重ね気まずい。

「それなんだけど・・・・・・・・。」

奏江は言いづらそうにキョーコにボスの伝言を伝えた。

「えぇ~、それじゃ、このまま飛鷹君のところに行くの?」
「そうなるわね・・・・・・。ついさっき電話があったのよ。」
「なんだ・・・・・・。久しぶりにマリアちゃんにも会えると思ったのに・・・・・・。」

ガックリうな垂れる親友になんと声を掛けていいものか。

「でもほら、予定が前後しただけで明日には会えるじゃない。それに私もキョーコと会うの久しぶりだから楽しみにしてたのよ。」
「そうよね。マリアちゃんには明日会えるし、モー子さんにも沢山話したい事があったの。」

そんな話をしている間に、車はゆっくりと大きな門をくぐっていった。

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Sad Love

2011/03/02 (水)  カテゴリー/短編

早いもので、もう3月ですね。
花粉の季節がやってきましたが、皆様は大丈夫ですか?

本誌を読んでいて、なんとなく妄想したのでUPします。
本編内容には触れていないので読んでない方でも大丈夫だと思います(≧.≦)
最後の方はなんだかもたついてしまいましたが、この方がキョーコらしいかと・・・・・言い訳など。

“Master~”を楽しみにしてくださってる方にはすみませんm(_ _)m




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