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古城の華(15)

2009/10/26 (月)  カテゴリー/古城の華 全18話完結

「キョーコちゃん・・・・・その・・・・・・・ホントに俺なの?」
「はい。エミリアがそういってましたから。よく分からないんですけど、相性がいいとかなんとか。」

目の前でニコニコしながら話すキョーコに対して、指名された社は挙動不審気味に嫌な汗をかいていた。
―――――なんでよりによって・・・・・・・・・・俺なんだよ。
どこかで見ているであろう蓮の事を思い、胃が痛む。
だが、そんな事とは知らないキョーコは、エミリアの役に立てると大はしゃぎ。

「それじゃ、エミリアと代わりますね。あ、そうそう社さん。ちゃんとデートしてあげてくださいね。」

言った瞬間、寒気に襲われる。
一瞬、目を閉じたキョーコが再び目を開いた時、明らかに雰囲気が変わった。

「こんばんわ、社さん。初めましてと言うべきかしら?」
「こ、こんばんわ・・・・・・本当にエミリアなのかい?」

声はキョーコだが、やはり話し方が違う。
仕草も、キョーコのものではなかった。

「取り合えず、食事でもしながら話しましょ。」
「そ、そうだね。それじゃいただきます。」

エミリアに促され何はともあれ、こうしてキョーコと・・・・・・・いや、エミリアと社のディナーデートが始まった。
その様子を、少し離れたところで見守る事しか出来ない蓮。
見に来るつもりはなかった・・・・・・・が、部屋にいても気になった落ち着かない。
社に限って、何もないとは思うものの・・・・・・・。
―――――取り合えず、釘は刺しておいたから、変な事にはならないだろうけど・・・・・。
社が相手と分かった瞬間、蓮は社に盛大に嫌味と牽制をしたのだった。

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古城の華(14)

2009/10/17 (土)  カテゴリー/古城の華 全18話完結

「カット!?カット!?」

監督の声と共に緊張が解ける。
消えていくはずのリナはまだその場にしゃがみ込んでいた。
どうしても恐怖で足がすくみ、飛び降りる事ができなかったのだ。

「未亜ちゃん、困るなぁ。いい加減、思い切って飛んでくれないと。」

これが何回目かのリテイク。
回を重ねるごとに恐怖も積もっていく。

『そろそろ私の出番かしら。』
「そうみたいだね。」

リテイク続きで休憩に入った蓮に、側にいたエミリアが確かめるように話しかける。
キョーコには何の事かわからない。

「あの・・・・エミリアも敦賀さんも、何をするつもりなんですか?」

キョーコだけ蚊帳の外。
これから、何かが起こる事だけはわかる。

『キョーコの仇をとってくるから。』
「仇って、エミリア?エミリア!?」

それだけ言って、キョーコの目の前からエミリアは姿を消した。
残されたキョーコは蓮に話を聞こうとしたが、監督の声に遮られ聞くことが出来ない。

「それじゃ、もう一度いこうか。」

その声に、立ち位置に移動する。
いつの間にか、未亜の横にはエミリアが立っていた。

「柵から落ちる所からもう一度・・・・・・・。」

キョーコが、不審に思って蓮に何か問いかけようとした時、スタートの声が掛かった。

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古城の華(13)

2009/10/13 (火)  カテゴリー/古城の華 全18話完結

撮影スタッフ一同がテラスにやってきた。
立ち位置を決めたり、照明をセットしていく。
何気なく近付いて、テラスの下を除いたキョーコはさすがに未亜の事が可哀想になった来た。
下にはマットが引いてあるとは言え、そうとう高い。
3階建てのビルから飛び降りる様なものだ。

「か、監督・・・・・本当にここから飛ぶんですか・・・・・?」

さっきキョーコに文句を言っていた勢いはない。
恐怖に震えながら、未亜は目に涙を浮かべている。

「飛ぶというより、落ちるんだけどね。それじゃ、カメリハいこうか。蓮とキョーコちゃんもスタンバイして。」
「はい。最上さん行こうか。」
「あっ、はい・・・・・。」

キョーコは内心“飛ぶ”“落ちる”の問題じゃないでしょうと思いながら、蓮の後を着いて行く。
本当は冗談だと言うのかと思いきや、本当に監督はやる気らしい。
リハはさすがに落ちる所までは行かないものの、テラスを乗り越える所までシーンが進んだ時、未亜は高さと、本番で本当にこんな所から落ちるのかと思い顔が真っ青から真っ白になる。

「やっぱり、無理なんじゃないんですか?」
「でも、監督はやる気満々みたいだし。俺にももう止められないよ。」

くすりと笑う蓮に止める気なんてないんだろうとキョーコは思う。
ここで、キョーコが止めるわけにも行かない。
しかし、本当にこんな事で本番を迎えられるのだろうか。

「そう言えば、敦賀さんエミリアに何か頼んでましたよね?」

ふと思い出して聞いてみる。
ここにはエミリアも来ていた。
撮影を社の隣に立って見ている。
社には見えていないものの、不思議な光景。

「そのうち分かるよ。そろそろ本番だから行こうか。」

何かを企むような笑いを浮かべながら立ち位置に歩いていった。
キョーコも仕方なく、立ち位置に付くと未亜を見た。
追い詰められた犯人のように小刻みに震えながら立っているのもやっとのように見える。

「それじゃ、本番いってみようか。」

監督の声と共にカチンコがなった。

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古城の華(12)

2009/10/09 (金)  カテゴリー/古城の華 全18話完結

「やっと撮影が進むわね。」

何事もなかったかの様に蓮に話しかける未亜。
昨日の騒ぎで、キョーコが蓮に何か余計な事を話していないか内心ビクビクしていた。
だが、キョーコの弱みを握っている。
そう簡単には犯人の名前を口にするようなことはしていないだろう。
そう思いながらも、やはり心配になり蓮に探りを入れる。

「そうですね。昨日は最上さんが来なくて進みませんでしたから。」
「昨日は、大変だったわよね。撮影は進まないし。」

チラリとキョーコの方を見る。
蓮の横にいたキョーコは、小さくなって謝罪の言葉を口にする。

「未亜さん・・・・・・・昨日は済みませんでした。」

本当は謝り必要など、まったく無いのだが昨日蓮達から言われたのだ。
未亜にはキョーコが真実を言っていないと思わせるようにと。

「私の軽率な行動で・・・・・・・あんな所に閉じ込められてしまうなんて・・・・・・。」
「あなた、立ち入り禁止の所にいたんですってね?どうしてそんな所にいたの?」

自分が誘ったくせに、キョーコが自分の事を言わないか確かめる為、あえて聞いてくる。
それも蓮達には想定内だった。

「お城の探索をしてて・・・・・・・・立ち入り禁止区域って何があるのかなぁ・・・・興味本位で入ってったら・・・・・・・古い扉が閉まってしまって・・・・・・・。」
「最上さん、自覚が足りないんじゃないのかな?撮影前にそんな所へ行ったりして・・・・・・。」

蓮の冷たい口調に、未亜はいい気味だと言わんばかりに口元をほころばせた。
キョーコは、いくら演技でもやはり蓮に言われると身に染みる。

「ホントよね。ちょっと売れてきたからって調子に乗ってるからそんな目の合うのよ。罰が当たったんじゃないの?」
「そうですね・・・・・・・・。本当に済みませんでした。」

もう一度頭を下げて謝る。
未亜はいい気分でキョーコを見下ろす。
これで、蓮もキョーコに呆れているだろうと・・・・・・・。
そんな事を思いながら、ふとどうやって助けられたのか聞いてみたくなる。
当事者であるが故に興味が沸いたのだろう。

「そういえば、どうやって場所が分かって助け出されたの?」
「それは・・・・・・・・・その・・・・・・・・・・。」

チラリと蓮の顔をうかがう。
しかし蓮には、その言葉に涼しい顔をして未亜に近づくと、そっと耳打ちした。

「実はここだけの話、俺霊感があるんですよ。」

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古城の華(11)

2009/10/05 (月)  カテゴリー/古城の華 全18話完結

途中まで話し終わると、緊張と話していたせいか喉が渇く。
ヤシロに貰ったペットボトルの残りの水を一気に飲み干した。
キョーコは未亜とのやり取りを話した・・・・・・が、一度は腹をくくったものの、やはりキョーコの口から秘密云々の話をする事は躊躇われた。

「キョーコちゃん・・・・・・・・さっきから気になってたんだけど・・・・・・・エミリアって誰?」

視えているのは蓮とキョーコだけ。
エミリアは新開の様子を伺っている。
デートの相手にふさわしいか見ているのだろうか。

「今。監督の横に立ってますよ。」
「蓮には見えてるのか?」

驚きながら周りをキョロキョロ見回す新開に、蓮は視えた経緯を簡単に話す。
キョーコも蓮が急に視えるようになった事に驚いた。

「それじゃ、最上さんはエミリアを呼んで、誰かを呼んで来てもらったる間に、彼女のお香で眠ってしまったって事?」
「はい。仰るとおりです。」

シュンとうな垂れ、蓮のカミナリが落ちるのを息を殺して待ったいた。
恐くて顔が直視出来ない。
しかし、いつまで経っても蓮が怒る様子がなかった。

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近況&お礼

2009/10/01 (木)  カテゴリー/感謝

早いもので、もう10月になってしまいました。
10月といえばHalloweenですよねハロウィン
ってことでテンプレを衣替え。

季節ごとに換えてるので、遊びに来てくださる方にはとんだ迷惑かもしれませんがぶ~
なんとなく、季節感を楽しんで頂こうかと・・・・・・。

rikoは最近、dsの国民的なRPGにはまっておりますスライム
スキビのゲームも終わってないのに・・・・・・・・。
いや・・・・・・riko的には蓮のエンディングは全部見たので満足して止めちゃいました。
dsならお手軽だから、もうちょっとがんばるんだろうけど。


サイトとはまったく関係ありませんが・・・・・・・・
今月はrikoの大好きなアーティストのsingleがでます♪
来月にはalbumも出るので物凄く楽しみハート
来年にはLIVEもあるので、創作が進まなくなるかも・・・・・・・顔文字1(背景黒用)

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